災害予防

更新日:平成30年4月1日

災害予防

自然災害の中でも水道施設に大きな被害を及ぼす震災は、予測が困難で、いざ起こると壊滅的な損害が発生する恐れがあります。

災害が発生する前に、損害を生じさせない・最小限に抑える十分な対策を施しておく必要があります。

水道局の災害対策

水道局では施設・管路に対する様々なリスクを評価し、対策を講じています。
対策の内容は大別して2種類となります。

  1. 施設・管路整備 : 地震・風水害をはじめとする各種災害による被害を防止するため、平常時から施設や管路の強化と保全に努めています。

    • 施設及び管路の耐震化
      老朽施設・管路の更新時に大地震にも耐えうるものに作り替えています。
    • 配水池に緊急遮断弁の設置(壺井配水池以外)
      水道管が各所で破損して配水池から無駄に水道水が流出しないように、大地震が発生した際に配水池からの流出を自動的に遮断する機器を設置しています。
    • 非常用発電装置の設置(石川浄水場・羽曳山配水場・西浦受水場)
      大規模停電が発生しても施設の機能を維持することができます。
    • 施設損壊に備えたバイパス管の設置
      配水池が損壊した場合でも迂回して給水することができます。
    • 配水管網におけるループ化
      水道管が破損しても別のルートを経由して、引き続き給水することができます。
    • 隣接する自治体及び大阪広域水道企業団との緊急連絡管・あんしん給水栓の設置本市水道局で必要な水量を確保することができない場合に、隣接する自治体及び大阪広域水道企業団からの給水を可能としています。
  2. 防災体制の整備 : 災害時における被害の拡大防止、水道水の安定供給及び迅速かつ的確な応急復旧を行うため防災体制を整備しています。

    • 応急給水・応急復旧等マニュアルの整備と防災訓練の実施
      災害が発生した場合、即座に応急給水・応急復旧できるようにマニュアルを整備し、また、毎年定期的に防災訓練を実施しています。
    • 応援体制の整備
      他水道事業体や水道関連企業と災害時の応援協定を締結し、応急給水・応急復旧時のヒト・モノを確保できるようにしています。

ご家庭でできる災害予防

水道局が行う災害予防も損害を完全に防ぐことはできません。

災害発生直後から3日間は、1人1日3リットルの飲料水を供給することを目標に応急給水を行いますが、被災の程度によってはそれが困難になることも予想されます。

そこで、水道をご使用になられる皆さまご自身にも飲料水の備蓄をお願いいたします。

  • 長期保存に適した備蓄水を購入する。
    ラベルの品質保持期限をよくご確認ください。
  • 水道水をペットボトル等に入れて保存する。
    水道水の品質は3日程度が限度とお考えください。

また、飲料水とは別にトイレや手洗い等生活用水の確保もご検討下さい。
品質保持期限を過ぎた備蓄水や汲み置いて3日以上となる水道水なども生活用水としてご利用いただけます。