鉛製給水管

更新日:令和6年10月1日

鉛製給水管とは

道路下(地中)に布設されたされた配水管の分岐からお客様宅の蛇口等までのパイプ(給水管)で鉛製のものをいいます。

水質基準の強化

水道水の水質基準は、厚生労働省により安全性を十分に考慮して設定されており、平成15年4月から水道水中の鉛濃度について「0.01mg/リットル以下」に強化されました。

水道と鉛の関係

鉛は比較的柔らかい材質のため加工しやすく、管内にサビも発生しないため、古くから給水管として広く普及してきました。

羽曳野市においても道路下の配水管からご家庭に水をお送りしている給水管として使用していましたが、他の材質(硬質塩化ビニル管、水道用ポリエチレン二層管等)の普及に伴い昭和58年度から使用していません。

しかし、それ以前の各家庭への給水工事に伴うものは鉛製給水管である可能性があります。

また水道水中の鉛の発生源は、自然界からの溶け込みによりわずかに存在することもありますが、主に鉛製給水管をはじめ鉛を含む配管材料等からの溶け込みによるものです。

鉛製給水管状況と水質調査

令和6年3月末現在、羽曳野市内全給水件数48,349件中、鉛製給水管が2,682件使用されております。

管種 件数(件) 割合
鉛製給水管 2,682 5.5%
その他 45,667 94.5%
48,349



水道局の取り組み

羽曳野市水道局では、これまで配水管の改良工事や修繕工事等にあわせ、水道メーターまでの給水管が鉛製の場合には水道用ポリエチレンニ層管への取り換えが鉛対策として、積極的な鉛管更新事業を実施しています。

また、すべての鉛製給水管の取替工事を完了させるまでの間、鉛溶出を抑制するため石川浄水場でpH調整を行っています。

さらに、鉛溶出の可能性がある水道メーターや弁栓類についても鉛対策を進めています。

水道局からのお願い

通常使用していただいている状態では問題ありませんが、朝一番の水や長時間留守にした後等は、バケツ1杯(6リットル)程度を飲み水以外に使用していただくことでより安心して使用していただけます。

今後も積極的に鉛対策に努めてまいります。
鉛製給水管に関するご質問等は、 水道局工務課へ連絡してください。

Q & A

自分の家の給水管は鉛製給水管でしょうか?

お客様の「住所」「名前」「使用者番号」をお知らせください。
台帳確認後、連絡します。

鉛製給水管を使用した水を毎日飲んでも大丈夫ですか?

通常使用していただいている状態では問題ありません。

しかし、朝一番の水や長時間留守にした後の水は若干鉛が溶け出している可能性がありますので、バケツ一杯程度の水を飲み水以外に使用していただくことでより安心して使用していただけます。

鉛製給水管はどこに使われているのでしょうか?

道路下の配水管分岐箇所からご家庭の市水道メーターまでの部分に使用しています。

問い合わせ先

水道局工務課
電話番号
072-958-1111
内線5046
営業時間
月曜日~金曜日 09:00~17:30
※土曜日・日曜日・祝日は営業しておりません